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さて、やっとこSSを途中までアップしますかな
「お大事にどうぞ」
おきまりのことばをいわれた。
「ありがとうございました」
こちらもお決まりの言葉をかえす。
そういって診察室を出た、目の前の待合室には2,3にんいるだけだった。薬をもらい診察料と薬代を払い病院を出た。
 
むっとするような空気が肌にまとわりついた。
「あっつ・・・」
思わず声が漏れた。夕方ともなれば少し涼しくなるだろうと思っていたがまだまだ暑い。
 
ふと立ち止まり左腕を見た
 
きのう俺は怪しく輝く月に照らされながら夜の中をかけていた。
俺はただこの状況から逃げることだけを考えていた。しきりに視線を背後に向けた。そこにはだれもいなかった。ただ電灯が薄暗く点灯しているだけだった。
 
しかしそこには「意思」というものが感じられた。それは今までに向けられたことのないものだった、しかし本能的に今自分にむけられているものは殺意だということがわかった。
 
「ハァ・・・、ハァ・・・くそっ」
額に汗が浮かんできてるのがわかった。だがそれでもとまれなかった。
 
止まれば死ぬ
 
それだけは確かに感じていた。俺はただひたすらに走ったもう足が悲鳴を上げ呼吸もうまくできなくなってきていた。目の前の十字路を曲がろうとしたところでついに足がもつれたおれこんだ。後ろを見ればもうやつがきていた。
 
             「死ぬ」
 
そう思った、声を出そうにも呼吸が邪魔してだせなかった。
(くそ、なんでだよ)
そこからやつが近づくのはゆっくりに感じられた。
なん                  俺     死                   
(もう・・・だめだ)
そう重い目を瞑った。そして腕をなでるように何かが通り過ぎていった。
皮膚がさけ血が流れるのがわかった。
なぜかそのあとに攻撃は来なかった。
 
その後俺はやっとの思いで家までたどり着いた。その後ののことは覚えてない。つぎにめがさめたのはソファの上だった。妹が介抱してくれたらしい。目が覚めてから「なにがあったのと?」ときかれたが、転んだと答えておいた(自分でも苦しいいいわけだと思う)もちろんそれで納得していない様子だった。「せめて病院に入ってね」とといわれ今こうしていって帰るとこなわけだが。
 
今頃は妹の瑪瑙は夕飯のしたくでもしているだろうか。家には親というものがいなく二人で暮らしている。しかもホントの兄弟というわけではなく兄弟のように遊んでいただけだ。今は引き取ってくれた初瀬さんにお世話になっている。
 
「明日は初瀬さんとこいってそうだんしてみるか・・・」
この初瀬さんの家は神社をやっている。
俺は俺は霊感みたいなのがあるらしく小さいころからみえていた。それだけならよかったがそれによる被害ものがあった。そのときにお世話になったのが初瀬さんだ。お札なり御払いなりをしてもらった。
 
いくとしたらなんかお土産でも持っていこうかと考えていた。やっぱママドールか、いや、あれは東北でしか売ってねえ。それに気づいたと同時に家に着いた。
「ただいま」
そういって靴をぬぎ玄関に上がると何かをいためる音といいにおいがした。キッチンに行きもう一度「ただいま」といった。
「あ、おかえりなさいおにいちゃん」
瑪瑙はこっちをむいてこたえた
「怪我どうだった?」
といって少し心配そうな顔で聞いてきた。
「だいじょうぶだってさ」
「ほんとうに!?よかったー」
それをきいて安心したらしく笑顔になった。その顔を見て俺も少しうれしくなった
「夕飯もう少しかかりそうか?」
「んーもうすこしかかりそう」
そういわれていったん部屋に戻った。荷物を机に放り投げ体をベッドになげだした。
少し左腕が痛んだ。
改めて昨日のことを思い返した。目を瞑ればあのリアルな体験がよみがえってくるようだった。夢だったんじゃないだろうか?夢でかたずけたいようなきもする。しかし白い包帯の巻かれた左腕が昨日のことは夢じゃないと主張する。
 
あいつは何なんだろうか?あいつは何で俺を襲ってきたんだろうか?あいつは今も人を襲っているんだろうか?あいつを止める方法はあるんだろうか?また襲ってくるのだろうか?
そう思ったとき冷や汗が出た。
(そうだ、今この時あいつが襲ってこないという保証はどこにもないじゃないか、俺は何で気づかなかったんだ。今襲われれば俺だけじゃなく妹の瑪瑙にまできがいがおよぶじゃないか、くそっ俺のアホ馬鹿、マヌケ!いや、今は自分を罵倒している場合じゃない。今できる対策を考えるんだ・・・いまおれにできることは・・・
 
 
「ごはんできたよー」
「・・・・・・やっぱご飯食べないと力でないよな」
空腹を満たすことだった。
 
 
夕飯を食べ終わり洗い物(俺の仕事)も終わり明日の初瀬さんちにいくことをおもいだした。
「あしたさあ、初瀬さんちにいくわ」
テレビを見ていた瑪瑙視線をテレビから俺に移した。
「え、なんか用事でもあるの?」
「んーまぁ・・・」
「もしかして昨日のこと」
ずばり言い当てられた。隠す必要もないだろうと思い「ああ、そうだよ」と答えた
「お兄ちゃん・・・初瀬さんとこにいくってことは昨日の怪我ってその幽霊みたいなのにやられたってこと?まだ解決してないから何とかしてもらうために行くって事だよね?」
なかなかするどいな、うちの妹は。でもこれはあれこれはなすより楽だろうと思い昨日のことを話した。でもこれは話しておいたほうが妹の危険も少なくなるだろうとおもったからだ。
「とりあえず俺がわかることはそんだけ、あと明日瑪瑙も一緒に来てくれないか?」危険が減るし
「・・・そうだね、そっちのほうが安全かな」
「たぶんな」
瑪瑙は理解してくれたようだった。まあ、物分りはいいやつだからな話せばわかるだろうと思っていたけど
「んじゃ、そういうわけだから早く寝ろよ。俺は起きてるけど」
「え!なんで?」
「だって今晩教われないとも限らないだろう?」
「あ・・・そっか、じゃあ私も起きてるよ」
といってきた。
「いや、いいよ」
何を言い出すんだろうかこいつは
「だってそいつがきたらお兄ちゃん私置いて逃げそうだモン」
おもいっきり信頼されてなかった。しょっく。
「あはは、冗談だよ、そんなに気にしないでよ。本当はお兄ちゃんだけおきてるのに私だけ寝るの悪い気がして」
「だいじょうぶだよ、きにすんな」
「まあまあきにしないでよこういうのって修学旅行の夜更かしみたいで楽しいじゃん」
もう本人はやる気満々だったもうこれ以上は何をいても無駄なんだろうと思い何もいわなかった。
 
それから妹は学校のことやこの間起こった面白いことを話してくれた。
とてもとても楽しそうだったそんな瑪瑙を見て俺も少し楽しくなった。



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